機内でポテトチップスの袋は破裂しない?持ち込みにおすすめのお菓子を紹介

飛行機

ポテトチップスを持ち込んで飛行機の中で破裂したらどうしよう…

機内で小腹が減ったときにポテトチップスをつまみたくなることもありますよね。

上空で気圧の変化によってパンパンに膨らんだ袋を見て、破裂してしまうのではないかとつい心配になってしまうかもしれませんね。

機内では、ポテトチップスの袋が破裂することはまずないと思っていただいて大丈夫です。

この記事では、元CAの目線で機内に持ち込むのにおすすめのお菓子や、持ち込みに注意が必要なものを紹介します。

旅行の準備をしているあなたも、機内で食べるお菓子の用意をして飛行機に乗り込みましょう!

機内での気圧の変化やルールを知って食べ物を持ち込もう

旅行などで、お菓子を食べながら目的地まで移動するのは、楽しみの一つという方も多いのではないでしょうか。

飛行機に乗るときには、保安検査で荷物を確認されるため持ち込みが心配になってしまうと思います。

基本的に国内線では、特に制限されることなくお菓子を持ち込むことができます

JALやANAはもちろん、ピーチやジェットスタージャパンなどの国内LCCでもお菓子の機内持ち込みは可能です。

しかし、海外の一部LCCでは食べ物の持ち込み制限のある会社もあるため事前に確認しておくと安心ですよ。

また、国際線では出発地や到着地の国によって様々な制限があるので注意しましょう。

ここでは、国内線を利用する場合を紹介していきますね。

飛行機の気圧は低い!ポテトチップスの袋が膨らむ仕組み

ポテトチップスの袋が飛行機で膨らむのはなぜ?

飛行機は、離陸後、徐々に高度を上げて約30000フィート、地上から約10000メートル上空を飛行しています。

飛行機には、地上と近い気圧を維持するための「与圧」という機能があるので私たちは快適に過ごすことができているんです。

それでも、地上と比べるとどうしても機内の気圧は低い状態になっています。

ポテトチップスの袋の中にある空気は、工場などのある地上の気圧で密閉されていますよね。

上空で気圧が低くなると、袋を外側から押す力が弱くなります。

中に入っている空気の押す力の方が強いため、袋がパンパンに膨らむという仕組みです。

パンパンに膨らんで破裂するのではないかと心配になるかもしれませんが、私はCAとして乗務してきて一度も破裂したのを見たことがありません。

むしろ、お客様へ提供するスナックとしてポテトチップスをよく提供していたほどです。

ポテトチップスは、荷物の中で少しかさばるかもしれませんが、気軽に食べることのできるお菓子なので、安心して持ち込むことができますよ。

気軽に食べれる!持ち込みにおすすめなお菓子

機内に持ち込むのにおすすめのお菓子はあるの?

国内線の機内では、好きなお菓子を持ち込んで食べることができますが、特におすすめなのは以下の3つです。

  • キャンディ類
  • 個包装されたお菓子
  • ジップ付きの袋に入ったお菓子

機内に持ち込むのにおすすめの理由をもう少し詳しく説明しますね。

<キャンディ類>

キャンディは、気圧の変化によって耳が詰まったときの対策としても効果があります。

フルサービスキャリアの機内で、無料で配布されているのを見かけたこともありますよね。

ソフトキャンディやチューインガムなども耳抜きがしやすくなるのでおすすめです。

また、機内の乾燥によって喉の調子が悪いときには、キャンディで潤わせることで少し改善することもありますよ。

<個包装されたお菓子>

機内は、狭い空間にたくさんのお客様が座席に座っています。

万が一、床にお菓子を落としてしまった場合でも、1つずつ包装されていれば、周りに散らばって迷惑をかける心配もありません。

クッキーやビスケットなどを持ち込む時には、個包装されたお菓子を持ち込むことがおすすめですよ。

<ジップ付きの袋に入ったお菓子>

大きなお菓子の袋を、機内で食べ切ることができずに座席に置いて降りられるお客様を何度か見かけたことがあります。

国内線などの比較的短いフライトでは、窓の外を楽しんだり、音楽を聴いたり、機内のモニターを見ていたら、あっという間に到着してしまいます。

小腹が空いたときにちょこっと食べたいという方は、ジップ付きの袋に入ったお菓子を持ち込むのがおすすめです。

私は、ナッツやドライフルーツのお菓子や海苔のお菓子などをよく持ち込んで機内で食べていました。

機内に持ち込むのに注意が必要な食べ物

国内線の機内では、どんなお菓子でも食べていいってことだよね?

お菓子を持ち込むことに特別な制限はありませんが、機内で他のお客様に迷惑をかけないということが大前提です。

自分の座席の隣で食べていて、不快な気持ちにならないかどうかを考えるようにしましょう。

  • 食べ物のにおい
  • 食べる時の音

<食べ物のにおい>

においの強い食べ物を機内に持ち込むと、辺りに充満するため隣の人だけでなく前後のお客様にも影響があることを覚えておきましょう。

あなたが好きなにおいであっても、他のお客様は苦手に感じることもあります。

また、乗り物に酔いやすい方は、においによって吐き気を催してしまうこともあると言われています。

機内に持ち込む食べ物は、なるべくにおいの少ないものを選ぶようにしましょう。

<食べる時の音>

機内では、エンジンの音など常に騒音があるように感じるかもしれませんが、座席で大きな音を立てていると意外と周りに響いています。

硬いお煎餅などの大きな音の出るような食べ物は、機内では控えた方が良いでしょう。

国内線の飛行機に持ち込む食べ物には、特に制限がなくても、周りの方の立場で考え、ルールを守ることを心がけてくださいね。

まとめ

  • 機内でポテトチップスの袋が膨らむのは、袋の中と外の気圧の差によって生じる現象だが、袋が破裂することはまずない
  • 機内に持ち込んで食べるのは、キャンディ類、個包装されているものやジップ付きの袋に入ったお菓子がおすすめ
  • 国内線では機内に持ち込む食べ物に特別な制限はないが、食べ物のにおいが強いものや食べる時に大きな音が出るようなものは控えよう

飛行機での移動は、電車や車の移動よりも持ち込む荷物に配慮が必要なので、面倒に感じてしまうこともあると思います。

しかし、周りの方に迷惑にならないかどうか、という視点で考えることで大抵のことはクリアできますよ。

あなたもルールを守って飛行機の旅を楽しんでくださいね。

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