ビジネスクラスに乗ってみたいけど、航空券が高すぎる…
長時間エコノミークラスの座席に座っていると、窮屈に感じて移動時間に疲れがたまってしまうことも多いと思います。
だからといって、簡単にビジネスクラスを予約するわけにもいかないですよね。
そんな方におすすめなのが、「プレミアムエコノミークラス」です。
ビジネスクラスほど高級感はないけれど、エコノミークラスよりも座席が広くて、サービスも充実しているため、とても人気のあるクラスです。
日系航空会社のプレミアムエコノミークラスでは、機内食やドリンクの選択肢も豊富なので特別感を感じられますよ。
この記事では、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの違いについて解説します。
CAの目線からそれぞれの特徴をお伝えするのでぜひチェックしてくださいね!
ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの違いを知って座席を選ぼう
ビジネスクラスは高くて手が出せなくても、プレミアムエコノミーなら…という方もいるのではないでしょうか?
プレミアムエコノミーは、エコノミークラスの航空券価格の2倍近くする場合が多いため、かなりプレミアムな座席です。
ビジネスクラスやエコノミークラスと比較しながら、座席やサービスの違いを知っておきましょう。
ビジネスクラスとプレミアムエコノミーについて知ろう
プレミアムエコノミーはビジネスクラスと何が違うの?
ほとんどのフルサービスキャリアの国際線には、ビジネスクラスとエコノミークラスの座席があります。
プレミアムエコノミーは、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間あたりの位置付けです。
しかし、エコノミークラスに分類されるので「プレミアムな」エコノミーだと考えていただけるとイメージしやすいと思います。
ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの特徴を比較してみました。
このように比べてみると、2つのクラスには大きな差があるということがわかります。
ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの大きな違いは、座席と機内食とCAのサービスです。
ここでは、ビジネスクラスについて詳しく説明していきます。
もしどちらにしようか迷われている場合には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ビジネスクラスの座席では、パーソナルな空間が確保されていることが多く隣の座席のお客様を気にすることなく快適な時間が過ごせます。
機材によっては、フルフラットになるだけでなく各座席に扉がついて個室のようになるシートもあります。
私は以前、プライベートでアメリカからの帰国便で個室になるタイプの座席を利用しましたが、ネットカフェの個室ブースのようなシートに驚きました。
フルフラットで枕や毛布も大きくてふかふかだったので、ベッドで寝ているかのように疲れた体をゆっくり休められました。
機内食は、ビジネスクラスでは前菜からデザートまでフルコースのお食事が提供されます。
ドリンクの種類も豊富に用意されており、お食事に合うお酒などをCAにおすすめしてもらうことも楽しみの一つですよ。
ビジネスクラスでは、厳しい訓練に合格したCAがサービスをするため、サービスのレベルもエコノミークラスよりも高くなります。
また、お客様の人数に対してCAの配置人数も多くなるのでより細やかなサービスを受けることができるんですよ。
私もCAとしてビジネスクラスでサービスをした経験が何度もありますが、お客様の好みに合わせてお食事やドリンクの提案をして、フライトを楽しんでいただけるように心がけていました。
ビジネスクラスは、その名の通り、ビジネスのために飛行機を利用されている方が、お仕事に備えてゆったりくつろぐことのできる空間です。
ビジネスクラスを一度利用すると、エコノミークラスに乗れなくなってしまったという話も聞いたことがあるほどですよ。
プレミアムエコノミーはエコノミーよりここがすごい!
ここまでは、ビジネスクラスの快適さをお伝えしてきましたが、快適性が高い分、航空券価格もかなり高額です。
飛行機での時間に高いお金を費やすのなら、旅行先のホテルや食事を贅沢したい!
このように思うのは当然だと実は私も感じます。
比較的リーズナブルに快適な移動時間を過ごすには、プレミアムエコノミーがおすすめですよ。
ここでは、プレミアムエコノミーの特徴を紹介していきます。
- シートピッチがエコノミークラスの約1.2倍
- レッグレストがあり足を伸ばすことができる
- 機内食はプレミアムエコノミー限定メニューもある
- エコノミーにはない軽食サービスがある
- ビジネスクラスのドリンクが一部提供されることもある
プレミアムエコノミーは、エコノミークラスではありますが、座ってみると座席の広さが全く違います。
エコノミークラスの座席よりも横幅も足元もかなり広く、レッグレストがあるので足を伸ばして体を休められます。
私は以前、往路便でエコノミークラス、復路便でプレミアムエコノミーを乗客として利用したことがありますが、到着後の疲労が全く違いました。
正直なところ、エコノミークラスに座っている間は首や腰が痛くなってきて「早く着かないかな」と思ってしまいましたが、プレミアムエコノミーでは全く体の不調がなく、あっという間に到着してしまうほど、ゆっくりとくつろげました。
機内食は、基本的にはエコノミークラスと同じ内容ですが、路線によってはプレミアムエコノミー限定メニューもあります。
実は、エコノミークラスの後方座席では、お食事の提供が最後になり、チョイスがなくなってしまうことがあります。
プレミアムエコノミーは、エコノミークラスの中でも優先度の高いクラスなのでサービスも1番初めにされることが多く、お食事をお待たせすることが少ないことも魅力の一つかもしれません。
また、日系の航空会社では、プレミアムエコノミーのお客様には特別に軽食のサービスがあります。
機内食だけでは足りなかった、という方や、お食事から時間が経って小腹が空いたというときには嬉しいサービスですよね。
プレミアムエコノミーは、エコノミークラスではありますが、利用してみるとかなり「プレミアム」な座席やサービスを感じることができると思いますよ。
まとめ
- プレミアムエコノミーは、エコノミークラスに分類されるが、サービス内容はビジネスクラスとエコノミークラスの中間あたりの位置付けとなっている
- ビジネスクラスの航空券価格はかなり高額だが、座席がフルフラットになったり、食事はフルコースが提供されたり、CAのサービスの質もかなり高い
- プレミアムエコノミーは、エコノミークラスの約1.2倍のシートピッチで座席が広くレッグレストで足を伸ばすことができるので快適に過ごすことができる
ビジネスクラスとプレミアムエコノミーは、値段もサービスも大きな違いがあります。
私がプレミアムエコノミーを初めて利用したときには、快適すぎて感動したことを覚えています。
もしエコノミークラスの狭さに限界を感じているのであれば、フライトの長さや用途に合わせて、ぜひプレミアムエコノミーを利用してみてくださいね!