初めて子連れで飛行機に乗るけど、持ち物は何が必要かな?
何度も飛行機に乗ったことがあっても、子連れだと予想もしないことが起きるので焦ってしまいますよね。
子連れで飛行機に乗るときにはいつも以上に持ち物を揃えておくことが大切です。
必要なものをすぐに取り出せるようにバッグを手元や足元に置いておくと安心ですよ。
私が初めて子連れで飛行機を利用したのは、息子が生後10ヶ月の時のことです。
泣き声などで周りに迷惑をかけないか不安でしたが、用意した持ち込みグッズでなんとか乗り切りました。
この記事では、子供が機内で機嫌よく過ごすためのコツを紹介します。
機内で使う持ち物を事前に用意して、お子さんと楽しい空の旅を過ごしてくださいね。
子連れが飛行機で役立つ持ち物をチェックしよう
子供と一緒に飛行機に乗るのは、ハードルが高く感じてしまいますよね。
新幹線に比べて、飛行機は狭い座席でじっとしていなければならないので、子連れには不便に感じてしまうかもしれません。
しかし、お子さんが快適に過ごせるグッズを用意しておけば、機内でも楽しく過ごせますよ。
年齢や好みに合わせて持ち物を揃え、万全の状態で飛行機に乗り込みましょう。
機内で子供がぐずりやすいタイミングと対策を知ろう
飛行機の中で、子供がぐずりやすいタイミングはあるの?
フライトの中で比較的子供がぐずりやすいタイミングは、離陸前と着陸前の時間帯と言われています。
離陸前は、テーブルを元の位置に戻し、座席に着席してシートベルトを締めてじっとしていなければなりません。
私がCAとして乗務していたときにも、テーブルを戻したくない子供やシートベルトで固定されるのを嫌がる子供を何度も見かけました。
親御さんに抱っこしてもらったり、おもちゃなどで気を紛らわしたりすることでなんとかなりましたが、かなり苦戦した思い出です。
また、離陸するときには、力強いエンジンの響きと共に機体が加速していくことで、慣れないお子さんは泣いてしまうこともあります。
環境の変化としては、離陸と着陸の時間帯は気圧の変化で耳がつまりやすくなります。
離陸のタイミングと着陸前の飛行機が降下を始めたタイミングで、お子さんにミルクや飲み物、キャンディなど年齢にあった耳抜きの対策をするようにしてくださいね。
以下に子供が飛行機で楽しく過ごすための対策をまとめました。
それぞれのぐずり対策について詳しく説明していきますね。
<お気に入りのおもちゃで遊ばせる>
お子さんの好きなおもちゃでコンパクトなものを選んで、機内に持ち込むとぐずり対策になります。
私も初めて息子と飛行機に乗ったときには当時1番お気に入りだった絵本を持参しました。
大きな音が出るようなおもちゃは周りの人の迷惑になるので、できるだけ音のならないものがおすすめです。
私は、機内で息子が大好きな絵本を何度も読んで、必死に機嫌をとり続けました。
あまり大きすぎなければ、お気に入りのおもちゃを1つ持っていくと子供も安心でき、飛行機でも楽しく過ごせます。
CAとして乗務していると、男の子は車や電車のおもちゃ、女の子はお人形などと一緒に搭乗される小さなお客様をよく見かけますよ。
<動画を見せる>
ぐずり対策の最も効果的な方法の一つが、動画です。
普段あまりテレビや動画を見せないというご家庭でも、飛行機に乗るときだけ特別に動画を見せるとお子さんは機内でご機嫌に過ごしてくれるかもしれません。
このとき、子供用のイヤホンやヘッドホンを使って周りに音が漏れないように注意してくださいね。
機内では、タブレットなどもフライトモードに切り替えてオフラインの状態で使用することになるので、必ず事前に動画やアプリをダウンロードしておきましょう。
<新しいおもちゃを出す>
おもちゃは、お気に入りのものだけでなく、荷物のスペースに余裕があれば初めて見る珍しいおもちゃがあるとお子さんのぐずり対策になります。
ほとんどのフルサービスキャリアでは、CAが子供用のおもちゃをプレゼントしてくれます。
機内で提供するおもちゃは、飛行機に関連するものが多いので、乗り物が好きなお子さんは喜んで遊んでいる様子を何度も見かけました。
私は子供に出先でしか遊ばせないシールブックをいつもバッグの中に忍ばせています。
シールなどはかさばらず、集中して楽しんでくれるのでおすすめですよ。
<飲み物やお菓子などをあげる>
離陸や着陸の前に飲み物を飲ませることで、自然にお子さんの耳抜きができるのですぐに取り出せるところに置いておくことが大切です。
お菓子を食べることでは耳抜きにはならないこともありますが、ご機嫌で過ごすためにも持参しておくと良いでしょう。
ミルクを飲む月齢の小さなお子さんの場合には、授乳の時間を調整して、離陸や着陸の時間に合わせるといいですよ。
座席で授乳をすることに抵抗がある方は、事前にCAに相談しておくと状況に応じて対応してくれることもあります。
以前私がCAとして客室の責任者をしていたときには、お客様から機内で授乳をしたいと相談があり、空席が一列分あったので人目につきにくい座席をご案内しました。
機内には授乳室のような個室がないので、ミルクを多めに用意したり、授乳ケープを持参したりすると安心ですよ。
子連れが機内に持ち込むと便利な持ち物リスト
子連れだと、荷物が多すぎて忘れ物をしていないか不安…
帰省や旅行で子供と一緒に移動すると、何かと荷物が多くなりますよね。
すぐに取り出す必要のあるものと、使用頻度が少ないものを分けておくと、機内でもスムーズですよ。
私が実際に機内に持参したものをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 着替え一式
- 羽織りタイプの上着
- 替えのオムツ
- おしりふき
- 飲み慣れている薬(酔い止めや痛み止めなど)
- 除菌シート
- ティッシュ
- タオルハンカチ
- ビニール袋
- ミルクセット(ミルク、哺乳瓶、授乳ケープなど)
- ペットボトルの水
- タブレット
- 子供用イヤホン
- おもちゃ類
- 飲み物
- お菓子
お子さんの年齢によっては必要のないものもリストに入っているので、ピックアップして準備してくださいね。
リストの中にある、羽織タイプの上着や、薬、タブレット、イヤホンなどは普段あまり持ち歩くことがない飛行機ならではのものだと思います。
機内では、空調の関係で寒く感じてしまうことが多いため、お子さんの体温調節のために上着があると安心です。
また、ミルクを作るときに必要なお湯は、機内でもらうことができる場合が多いため、必要なときにはCAに相談しましょう。
ただし、機内で提供できるお湯はかなり高い温度のものなので、冷ますのに時間がかかります。
ペットボトルの水を持参しておくと、すぐに適温のミルクを用意できるので活用してみてくださいね。
飛行機に乗り込んだら、お子さんがぐずりそうになったときに備えて、おもちゃや飲み物、お菓子はすぐに取り出せるようにしておくと安心ですよ。
まとめ
- 飛行機で子供がぐずりやすいタイミングは離陸前と着陸前と言われていて、特に着陸前は気圧の変化で耳がつまりやすいため注意が必要
- 月齢に応じておもちゃや動画、飲み物やお菓子などを用意しておくと子連れでも安心して過ごすことができる
- 飛行機の乗るときには、上着や飲み慣れた薬、タブレットや子供用のイヤホンを持ち込み用のバッグに入れておくと良い
機内では、CAがお手伝いをしてくれるので困ったときには遠慮せずに頼ってくださいね。
一度子連れで飛行機を利用してみると、もしかすると新幹線などよりも快適に感じるかもしれませんよ。
必要な持ち物をしっかりと準備して、親子で楽しい時間を過ごしてくださいね!